毎日暑い日が続きます。
ここ数日は、夕方になると突然の雷雨に見舞われます。
そうなると、一気に道路や建物の熱が冷めて涼しくなりますね。
そういった意味では恵みの雨です。
さて今回は、トンボと秋草のアンティーク刺繍半衿の復刻のご依頼を受け制作したものをご紹介いたします。
今回ご依頼いただきましたタナカサキコ様は、数々の大作で声優をされている方でアンティーク着物愛好家YUYU様のご縁で繋がった方です。
タナカ様もアンティーク着物愛好家でいらっしゃいます👘
画像左がアンティーク刺繍半衿、右が復刻したものです。
手刺繍の大変素晴らしいものですが、経年で少し生地が弱くなっています。
復刻をご依頼される方は、デリケートな正絹のアンティーク刺繍半衿を気兼ねなく使いたい、モチーフが気に入って買ったけど、アンティークのため生地が弱くて洗えない等の理由です。
タナカ様と糸色を決める段階で、トンボの色は何色かということになり、茶色×金色?。。いや、これは銀糸のジャバラかな?となり、いつも糸を注文する広島県の大本商事さんに画像を送り問い合わせをしました。
このトンボの色は、本当の銀の糸。経時変化で黒変しており、さらには銀が剥げて芯棒が見えている状態でこの色になっている。本当は銀色と教えていただきました。
タナカ様にそれをお伝えし、ならば元の色であった銀に金色を掛けていきましょうとなり、銀と金の糸を注文しました。
糸が届き試し縫いの段階で、銀色ではトンボがぼやけてしまいそれはお客様も同感でしたので、思い切ってモカベージュに金色を掛けていったら現物に近い色になりました。
トライ&エラーは付きもので、これがあってこそです。
昨日、タナカ様よりメールがあり、「とても素敵な半襟で感激しております!!!」との感想をいただきましてホッとしました。
「着物を着た時にインスタにアップしますね」との事。愉しみにしてますね(^^)/
さて、次は蝶々の復刻刺繍です。
またしばらく制作に没頭の日々ですが、今日は午後から和裁教室です。
着物の背に入れる加賀紋やしゃれ紋を今後展開していく上で、和裁の知識が必要となりましたので勉強をしてきます。
それでは👋
刺繍好日は、オリジナルデザイン、アンティークの復刻刺繍、好きな柄を半衿に刺繍したい!!等々のご希望の刺繍半衿を制作いたします。
まずは、お問い合わせフォームかインスタグラムのDMで気軽にご相談くださいね(^^)/